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イギリス大学院修士課程に留学!Part 2

  • Writer: little santa
    little santa
  • May 2, 2021
  • 6 min read

こんにちは!Santaです🎅


Part 2の今回は、9月から1年間の留学で私が受給させていただく経団連グローバル人材育成スカラーシップの審査についてと、今回の留学の費用について簡単にお話しします。



イギリス大学院の授業料とロンドンの学生寮はとっっても高い...

まず私の進学するKing's College London MSc Neuroscienceの授業料についてですが、


授業料は£31,350 (約470万円)です。


イギリスの修士課程は1年間なので、授業料を払う期間は日本やアメリカより短いですが、1年間で470万円は本当に高いです。。



大学院の授業料は、Neuroscienceのような理系のコースだと半年間の研究プロジェクトなどがあったりするので、文系コースはこれより安いコースが多いと思います。


ただ大学によって授業料は全然違うので、

(例えばUCLやケンブリッジ大学などはイギリス国内では最大級に高いです。逆にKing's College Londonのコースより安い大学もいろいろあります。)

学びたい分野で色んな大学を探してみてください!





続いて学生寮についてですが、King's College Londonはロンドンの中心部にキャンパスがあるため、イギリスの他の都市の大学に比べると寮費は高いと思います。

私が申し込む予定の部屋の値段は、£335/week (約5万円/週)です。

部屋のタイプはEnsuite (バス、トイレ付きの部屋)で、広さは13 ㎡です。キッチンやランドリーは共有です。


1ヶ月で約20万円ということに。。


大学院の授業料と寮費だけで1年間で約700万円かかることになります。



そのため、今回経団連グローバル人材育成スカラーシップを受給できることは、経済的にとても大きな援助になります。




経団連グローバル人材育成スカラーシップについて

こちらの奨学金は、海外の大学や大学院へ1年間留学する学生で、将来は日本企業において、国際事業などを通してグローバルに活躍する意志をもつ学生が支給の対象です。


募集人数は20人で、奨学金の支給額は200万円です。


奨学金受給者の選考について、覚えているかぎり書かせていただきます💦

受給者は書類による第一次選考と面接による第二次選考によって選ばれます。




第一次選考について

第一次選考の書類のなかで特に重要なのは、記述式の設問への回答だと思います。

私が受けた際の設問は以下の2つでした。




・語学能力やコミュニケーション力の向上は、全ての留学生に期待される成果ですが、
 あなたが将来、日本企業の国際的な事業を通じて活躍するキャリアを思い描くうえ
 で、それら以外にあなたが留学中に成し遂げたいことや、習得したいことなどについ
 て、具体的に記入してください。(500文字以内)


・これまでの学生生活の中で、学業以外の分野で特に力を入れて取り組んだこと。ま
 た、その取り組みの中で得たことや、思ったこと。(スポーツ、芸術、学校の委員、
 クラブ、コミュニティ活動、ボランティア活動等) (500文字以内)


一つ目の設問について、

私の場合は、King's College Londonで脳科学の、特にこんな研究の技術を身につけたい、などを具体的に書きました。あとコースでの勉強とは別に、イギリスの心理療法の実態についても、ボランティアやインターンなどのかたちで学びたいということを書きました。


設問にもあるように、将来どんなことをしたいか、に基づいて、それに繋がるコース内での学びはもちろん、コースの外でも、留学する国のシステムや環境から学べることがあると思うのでそういうことも書くと良いのかなと思います。 (私の場合は、将来的に精神疾患の分子機構の研究や治療法の開発をしたいと思っているので、それに沿って何ができるか考えました。)



二つ目の設問についてですが、

私は中学、高校で生徒会に所属していたので、その活動の中で自分が成長したことを書きました。あと大学に入って1ヶ月間アメリカへ研修に行ったので、そこでの経験についても書きました。

これまでに頑張って取り組んできたことを踏まえて、今回の留学期間をしっかり有意義に過ごすんだ、ということに繋げました。笑




奨学生選考の流れ

第一次選考の書類の提出 (9月中旬締め切り)

第一次選考合格の通知 (10月中旬)

願書、推薦状 (1通)、成績証明書、TOEFLまたはIELTSの成績証明書の写し

を事務局へ郵送

第二次選考 11月下旬 経団連会館にて




第二次選考について

第二次選考の面接は東京の経団連会館で行われました。

面接時間は20分くらいだったと思います。(緊張でもっと長く感じました)

試験官は3名でした。


緊張していたこともあって試験官の方々に聞かれたことを全ては覚えていないのですが、以下のようなことを質問されました。



・イギリスの脳科学修士課程で具体的に何を学ぶのか
・イギリスに留学する理由
・将来日本企業で働く意志があるのか&どんな形でその企業や社会に貢献するか
・書類にあった生徒会での経験のなかで、一番苦労したこと&どうやって乗り越えたか

主にこのような質問から派生していろいろ聞かれたと思います。


King's College Londonからの合否結果はまだでしたが、その大学に留学するという体で他の大学にはない脳科学・精神医学の研究環境の充実度や、モジュールの柔軟性、専門性の高い研究プロジェクトなどをイギリスで学ぶ理由として挙げました。


日本企業や日本社会への貢献という点については、

日本の企業で精神疾患の分子機構の研究や治療薬の開発をしたいこと、そしてその傍ら、精神疾患を患う人に対する、日本社会の理解が向上するような活動 (曖昧ですが。。)にも携わりたいということを伝えました。




本当にめちゃくちゃ緊張していて半分くらい記憶がないですが、第一次選考の書類の内容をより具体的に説明する準備や、その国/大学/大学院/研究室に留学する目的を改めて客観的に納得できるように整理することは面接の対策としてありだと思います。



第二次選考の結果は選考の3日後にメールで受けました。

補欠合格、というかたちもあるようです。






以上が経団連グローバル人材育成スカラーシップの奨学生選考の流れです。

日本の財団が支給する奨学金はいろいろあると思いますが、特に理系で大学院留学を考えている方にとっては、具体的な研究計画書の提出などは求められないので、目的や条件が合っていれば応募しやすい奨学金だと思います。


いまは新型コロナウイルスによるパンデミックで、留学計画を立てるのに迷っていたり不安な方もいると思います。状況はすぐに元どおりにはならないと思いますが、この記事や今後留学先での様子も載せていくので、これらからぜひ情報収集してもらえると嬉しいです!



また質問などあればContactのページからいつでも聞いてください👍


Thanks for visiting♪



 
 
 

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